ギリシャ-アルバニア陸路国境越え

船を降りた僕は、記憶を頼りにバスターミナルの方向へ向けて歩き出した。しかし、勝手知ったるイグメニッツァというわけには行かなかった。街の様子は随分かわっており、バスターミナルも移転していた。

港のインフォメーションで新しいバスターミナルの場所を確認。幸い徒歩圏。

地図を見ると、イグメニッツァからは海沿いに北上していってもアルバニアに入れそうだが、このルートの情報は全然ない。といことで、メインルートらしいイオアニナ経由のルートを選択。

11時半のバスで出発、13時頃イオアニナ到着。

チケット売り場で英語で「アルバニアへ行きたい」というと、ちゃんと通じて「カカビア行きに乗りなさい」との返答。出発は13時半と非常によい接続。これで今日中のアルバニア入国は確実となった。計画段階ではイオアニナ泊というのも覚悟していたので、実に順調だ。

15時少し前にカカビア到着。目の前には国境のゲートが。バスは街の真ん中にでも到着して、そこから歩きかタクシーかと思っていたので拍子抜けする。沢山いたバスの同乗者もみな国境へ向って歩き出す。どうやら地元の人たちの行き来が盛んらしい。

ギリシャ側の出国手続きを終えて坂道をのぼっていくと、のぼりきったところにアルバニア側のイミグレがあった。その坂道を歩いていると、アルバニアのタクシーの運ちゃんらしき男性が客引きにやって来た。

「ジロカステーロまで10ユーロ」とか言っているが、ジロカステーロってどこだ? という程度のアルバニアの予習状態。地図を開けばよいのだが、イミグレを出たら路線バスがあるかもしれないとも思ったので、運ちゃんには生返事だけ返しておく。

何の問題もなくアルバニア入国。期待した路線バスはなさそうで、さっきから僕から離れず歩いている運ちゃんに頼るしかない。結局、アルバニア人の二人連れとともにタクシーに乗車することにした。しかし、この日の僕の目的地はサランダ。サランダから海沿いに北上して行きたいと考えていたのだ。

そこで地図を開いてサランダへの分岐を指差し、そこで降ろしてもらうことにした(5ユーロで合意)。サランダはそれなりの大きさの街という感じだから、分岐点の街で公共の交通機関を捕まえられるだろう。

さて、分岐点らしきところに着いた。こんなに短い距離で5ユーロか? という時間しか車に乗っていなかった。

しかし、まったく何もないところだ。こんなところで公共の交通機関を捕まえられるのか? という疑問もわいてきたが、運ちゃんは「ここで待っていたら、あっちの方からバスが来るから」といっている(らしい)。まあ、1時間も待てば何とかなるだろう、と思ってタクシーを見送ると、すぐに1台の車が止まった。「どこに行くんだ?」と言っているらしいので、「サランダだ」というと「乗れ」というジェスチャー。

しかし、その前に料金交渉だ。ポケットにあったコインをみせて「いくらだ?」と問うと、指5本を出した。「5ユーロか?」というと「そうだ」といっている風。

先客が一人いたが、客という風ではない。もしかすると白タクかもしれない。が、距離からみて5ユーロはさっきのタクシー(ギリシャとアルバニアの緩衝地帯に入ってこれたのだからちゃんとしたライセンスがあるのだろうと思う)よりずっと安い。

まがりくねった山道を行くことを○○分(忘れてしまいました)、16時10分ころ、サランダ到着。



サランダ。


海岸沿いのホテルに部屋(1泊約30ドル)をとると、すぐに両替に出かけた。しかし、銀行の入口の営業時間の表示を見ると「16時まで」。僕の時計はすでに「16時40分」「だめか」と思って中に入ると、まだ営業をしている風。「両替をしたいのですが」と言うと「OK」だという。ギリシャとアルバニアには時差があったのである(アルバニアは1時間遅れ)。


Hotel Kaonia。小奇麗なホテル。スタッフも非常にフレンドリーだった。


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