ユーラシア陸路横断踏破へ
今から10年前、僕はアジア(中国・パキスタン・イラン・トルコ)の陸路を踏破した。一度の旅ではなく数度通うことにより、陸路をつぶしたということなのだが。
当時、アジアを横断したことに満足してか、次はユーラシアの陸路踏破だという思いはまったく湧き上がってこなかった。
しかし、今年(2007年)になって、ふとしたことからアルバニアがビザなしで旅行可だということを知り、アジア陸路踏破をユーラシア陸路踏破へ発展させようかという気になった。
アルバニアは随分前から自由に旅行できるようになっており、単に自分が無関心であったため気がつかなかっただけなのだが、かつて鎖国状態であったよくわからない国アルバニアを通ってのユーラシア陸路踏破は、僕にとって十分に魅力的なルートであった。
イスタンブール-アテネ(ギリシャ)間の陸路は既に踏破済みで、ギリシャ国内もアテネ-イグメニッツァの陸路が踏破済みである。
ということで、今回の旅の始点はイグメニッツァということになった。