スィワス(シヴァス)
スィワス(シヴァス)はトルコ中央部やや東、1300mの高地にある町。現在の『地球の歩き方』では「スィワス」と表記されているが、実際に旅した時は、「シヴァス」もしくは「スィヴァス」(ヴァはちょっとワに近づけた発音)でちゃんと通じた。それほど多くの見どころがある町ではないが、1988年11月、2003年8月、2015年10月の3度訪れている。1988年は、ここは目的地ではなくカッパドキアからトラブゾンに移動する際、バスの乗り継ぎの関係で1泊せざるを得なくなり立ち寄った。季節的なこともあって、とても静かなというか、むしろ淋しい感じの町だった。当時の『地球の歩き方』にはスィワスに関する記述はなく、何があるのかまったくわからなかったので観光はまったくせず、1泊後、すぐにサムスン行きのバスに乗った。しかし、町の雰囲気が強く印象に残り、2003年8月、再訪することにした。ところが、この時はカメラが故障、それでずっと再々訪の機会をうかがい、2015年10月に実現した。ということで、下の写真はすべて2015年10月に撮影したもの。



ギョク神学校。ルーム・セルジュク朝の1271年に建てられた。青緑色のタイルが美しい。




ギョク神学校




ギョク神学校。下に何やら板のようなものの一部が写っているが、何だろうか。撮影してから10年が経過して(これを書いているのは2025年12月)、すっかり忘れてしまった。たぶん、工事中で囲いか何かがあったのだろうと思う(2015~16の『地球の歩き方』には長期に及ぶ修復中とある)。1カット目、2カット目も何か不自然に入口の前のスペースを撮っていない。




ギョク神学校。




ウル・ジャミイ。




チフテ・ミナーレ。写っているのは裏側。




カレ・ジャミイ。




チフテ・ミナーレの表側(細い道を隔てて向かい側にあるシファーイエ神学校を背にして撮った写真)。




シファーイエ神学校の中はカフェになっていた。




ブルジエ神学校(シファーイエ神学校のすぐ北側にある)。




ブルジエ神学校の中庭。ここもカフェになっていた。




シィワスの中心部。画面真ん中に縦書きでOTEL(ホテルのこと)の文字が見えるが、ここは1988年に泊ったホテルで懐かしくて写真を撮った。1988年に泊った際は老朽化が酷く、部屋の暖房が効かず、外を歩く格好のまま寝たことを覚えている。見ての通り、建物は新しくなり当時の雰囲気はまったくなくなっていた。また、通りの様子も全然変わっていた。