シャンルウルファ、ハラン
<シャンルウルファ>
シャンル・ウルファは紀元前2000~3000年ころから栄えたところで、2世紀ころからキリスト教が隆盛となった。


シャンルウルファ。




預言者イブラヒム(アブラハム)ゆかりの聖なる魚の池。周囲は公園になっており、地元の人々の憩いの場である。しかし、連日最高気温が40度くらいで憩う気はおきず、早々にホテルに逃げ込んだ。




聖なる魚の池に近接する高台にシャンルウルファ城がある。紀元前3~2世紀、ヒッタイトの時代に建てられたもので25本の石柱が残っているということだが(わかりずらいと思うが上の写真では2本の石柱が確認できるかと思う)、炎天下、坂道を登る気もおきず下から眺めるだけにとどめた。




<ハラン>
ハランへは2003年8月に訪れた。ハランへはシャンルウルファからのツアーで行こうとしたが、イラク戦争の影響で観光客が激減しておりツアー不成立。結局、タクシーをチャーターして出かけた(ミニバスを利用して行くことも可能のよう)。ハランの見どころは円錐形住居で、シリアにも同じタイプの住居がある。この円錐形住居はイタリアのアルベロベッロのトゥルッリという住居の起源ということだ。


ハランの集落のそばには遺跡がある。写真に見える塔は8世紀の建てられたモスクのミナレット。周辺にはイスラムの大学跡もある。ここは古い歴史を持つところで古代の遺跡もある。




ハランの集落そばの遺跡。




ハランの集落そばの遺跡。




ハランの集落と城塞(だと思う-遺跡の建物)。シリア国境に近いこのあたりは乾燥気候だが、ユーフラテス川の水を利用した灌漑のおかげで緑の耕地が広がっている。




英語でBeehive House(蜂の巣住居)と呼ばれる円錐形の屋根を持つ住居。日干しレンガ造りらしいが、中には石材(遺跡から持ってきた?)を使って作っているものもあるよう。







内部を公開している家もあった。