カシュ、ケコワ、ミュラ
カシュ
カシュはアンタルヤからバスで4時間のところにあるリゾート地だが、自分の目的はこの近辺にある遺跡。ちなみに、カシュにもリュキアの遺跡が残っている。

カシュには2度訪れており、1度目は1992年3月。夜行バスでアンタルヤに到着した後、ゆっくり休もうと思っていたのだが、保存状態がよい劇場があるというので、急に気が変わって往復した。しかし、カシュまでの距離や所要時間を調べておらず、2時間くらいで着くと思っていたのだが、バスの中であらためてガイドブックを読んでみると「アンタルヤから4時間」とあるではないか。ということでカシュではあまり時間がとれず、遅い昼食をとった後、劇場だけを見てアンタルヤに戻った。

2度目に訪れたのは2002年8月。地震によって古代遺跡が海中に沈んだことで知られるケコワに行く際の拠点とするために訪れた。



カシュの劇場。劇場のみが残るという感じの遺跡だった。入場料はかからず、自由に見学できた。(1992年3月)




劇場の上から地中海を望む。画面左側の客席の向こう側にカシュの街がある。(1992年3月)




保存状態がよいというか、かなり綺麗に修復された客席。(1992年3月)




最初の訪問から10年たってから訪れた劇場。(2002年8月) ネットで近年撮られた写真を見ると、ちょっと直しすぎだろうというくらい綺麗になっていた。夏場、コンサートとかで利用するために整備したのだろうか? ちょっと修復しすぎだろうという印象。




カシュを出たバスから撮った風景か?(2002年8月)




街中にある記念墓碑。写真が小さくわからないが、屋根の部分に4つのライオンの頭が彫られている(突起のような部分)。(2002年8月)




メインストリートから脇道に入るとこんな感じだった。(2002年8月) しかし、近年の写真を見るとカシュの変貌は著しい感じだ。




ケコワ
ケコワ島にはリュキアの都市の一つドリキステがあり、2世紀の地震で一部が海底に沈んだ(sunken cityとして知られる)。波打ち際から海底にかけて遺跡が見られる場所として有名だが、2000年前後の『地球の歩き方』では載せられていた情報が、日本の旅行者にはあまり人気が出なかったのか、その後、かなり減らされてしまった。手もとにある2010年代半ばの『地球の歩き方』ではカシュからの「ケコワ島への1日クルーズ」の紹介のなかでわずかにふれられているだけである。

ケコワへは2002年8月にカシュから訪れたが、カシュからのボートツアーは利用しなかった。それは、カシュからの船は大きな船で、その船が海底遺跡を傷つけてしまい、その後遺跡に接近することができなくなり、遠目に眺めるだけになってしまったという情報を「lonely planet」で知ったからなのだが、その情報がなくても、カシュからのクルーズでは海遊びも大きな目的で、それを主目的とするテンションの高い観光客と一緒というのも避けたいので、別の方法を模索したと思う。



写真はウチャウスという村を出てすぐに撮ったもの。カシュからのクルーズを利用するという選択肢は最初からなく、カシュからタクシーでウチャウスまで移動して(後から1日1往復のドルムシュがあることを知った)、そこで小さな船をチャターした。




石棺が沢山並んでいる。




海の中に石棺が見える(たぶんシメナ)。小さい船ではあるが、船外機付きのボートというほどではなく、15人くらいは楽に乗れそうなサイズの船で、浅いところを進むことはできないようだった。残念ながら持参のカメラのズームレンズは広角~標準というもので、あまり大写しにはできなかった。




見えている城塞はシメナ城か?




ケコワ島のいわゆる”海底遺跡(sunken city)のエリアに入っていった。何の遺構なのかわからない。陸地の遺跡だとあまり趣を感じないと思うが、海に半分沈んでいるということで何となく見え方が違ってくる。




ここは建造物の雰囲気がわかる。










海中に沈んだ建物跡。




ミュラ
ミュラはリュキアの都市の一つで、ローマ時代の遺跡が残っている。ミュラ遺跡には2002年8月のケコワ観光の後、いったんカシュへもどり昼食後、バスで出かけた。目的は岩窟墳墓群と劇場を見ること。ミュラ(デムレ)のバスターミナルから遺跡までは20分くらいかかるが、炎天下歩くのはかなりきつかった。
バスターミナル(2025年現在場所は変わっているかもしれない-未確認)の近くには、サンタクロースとして有名な聖ニコラスゆかりの聖堂もあったが、熱中症寸前ではないかという感じだったし、あまり興味がわかないのでパスした。



何かの建物を飾っていた顔のレリーフと劇場。




顔のレリーフと岩窟墓。




この岩窟墓はリュキア独特のものだとか。