ベルガマ


ベルガマはかつてペルガモンと呼ばれ、アレクサンダー大王以後に栄えたところ。紀元前3世紀半ばにはペルガモン王国が成立し、ここを首都とし、アクロポリスが建設され、後、ローマの属州となった。エジプトのアレキサンドリア図書館に対抗するほどの大図書館が設けられ、これを脅威と感じたエジプトがパピルスの輸出を禁止したといわれる。上の写真はアクロポリスの頂上部にある、ローマ皇帝ハドリアヌスが先帝トラヤヌスに捧げたトラヤヌス神殿。



トラヤヌス神殿。


急斜面を利用して作られた劇場。客席の急峻さでは、僕が見た数多くの劇場の中で一番ではないだろうか。もっとも好きな劇場だ。初めて訪れたときは(1988年)、劇場を下ってまっすぐ街まで降りていけたが、2度目に訪問したときは、途中に金網があり、道をたどって行かねばならくなっていた。



ベルガマの街からアクロポリスを見上げる。


アスクレピオン。紀元前4世紀から4世紀まで使用された古代の総合医療センターともいうべきところ。劇場もある。写真はアスクレピオン前の列柱道路。向こうに見えるのはアクロポリスの丘。



アスクレピオンの治療施設に行く際に通るトンネル。



アスクレピオンで出会った猫。


ベルガマからブルサ方面へ
ベルガマは幹線道路から引っ込んだところにあるので移動の便が悪いが、ブルサ方面に行くなら幹線に出ず、ベルガマ-kinik(クニク)-soma(ソマ)(ダイレクトにsomaまで行けるかも)-balikesir(バルケシール)と移動していくとよい。balikesirは比較的大きな街なので、ここのオトガル(バスターミナル)からはあちこちの都市への便が沢山ある。


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