9~15世紀にかけて繁栄したアンコール王朝によって築かれた建造物群。なかでも、12世紀前半にスーリャヴァルマン2世によって建立されたアンコール・ワット(ヒンドゥー寺院)と、12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって建造された都城アンコール・トムの中心に位置するバイヨン寺院(仏教寺院)は有名。
*インプレッション
建造物そのものも十分素晴らしいが、バイヨン寺院の多くの観音菩薩像、アンコール・ワットの回廊の図などレリーフ・彫刻の類が印象的。また、規模は小さいがバンテアイ・スレイのヒンドゥー神話を描いたレリーフ群は圧巻。内戦が終結してからしばらくたって、ようやく落ち着いてきたころの1997年に初めて訪れ、2012年に再訪した。遺跡観光の拠点シェムリアップの変容には驚いたが、遺跡自体の素晴らしさは変わってはいなかった。(以下の写真には97年と12年のものが混在しています) |