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新型コロナウイルスの札幌市下水サーベイランス

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新型コロナウイルスの感染者は症状の有無にかかわらず、糞便や唾液中にウイルスRNAを排出することが知られている。日本のあちこちでは下水中のウイルスを検査・監視する下水サーベイランス(下水疫学調査)を行っており札幌市でも実施していて、原則、毎週火曜にサーベイの結果が公表されている。

次に示すものは4月15日に発表された数値を含むグラフで、一見、一時よりもだいぶ状況が改善されているように見える。

札幌市下水サーベイランスグラフ250415

上のグラフを見ると2024年年末から25年年始はひどい状態であったことがわかる。

上のグラフは2024年1月からのものだが、次に示すものは2022年1月からのもの。これを見るとこの春の状況は改善されたとはいえ酷い状況であることがわかると思う。

札幌市下水サーベイランスグラフ250415_2022

上のグラフを見ると、2025年4月、状況がずいぶんよいように見えるものの、新型コロナがまだ感染法上の5類には移行しておらず、感染防止に皆が頑張っていた2022年のけっこう悪い状況の頃の数値に近いのだ。(先日、2023年春母親と東京へ行ったことを書いたが、世間はまだ感染対策に熱心でウイルス濃度はとても低い-こういう状況だったので一緒に出掛ける気になったのだ)

そして、2024年以降の数値の酷さがわかると思う。これはコロナは終わったものとする風潮により感染防止策を放棄してしまったことによるものであることは間違いない。

急性期の症状はひどくないという人が増えたとはいえ、感染力は半端なく感染者が膨大なので重症化する人の実数は多く、死亡者数は世界中・日本中が大騒ぎしていた時期よりも多くなっているようだ。ただ、"国策"により新型コロナの感染状況は見えないようにされてしまい、死亡統計すら何か月も遅れて発表されるという有様である。

流行状況の定点観測なるものも、定点の医療機関がどんどん削減され、また、インフルエンザが流行期に一定の数値を超えると注意喚起がなされる(注意報というのか?)のに対して、コロナの場合、注意喚起が行われる定点の数値も決められていない。

急性期の症状はマイルドな感染者が多いことは確かだが、長期障害(後遺症)が大きな問題であることが明らかになってきている。

新型コロナウイルスは人体のあらゆる部分に悪さを行うことが分かっており、感染者(無症状の感染者を含む)の一定数は、程度の差はあれ長期障害(後遺症)抱えるリスクがある。

たとえば免疫システムに打撃を与えることが明らかになっているようで、それにより細菌、ウイルスによる感染症に脆弱な人が増えているらしい。

自分は、ずっと前から在宅でできる仕事しかしなくなり、今年になりその仕事も引き受けなくなったので、一般の人たちの状況を肌で感じることはできないが、応援しているコンサドーレの選手の状況に気になる点がある。

ある中心選手が頻繁に体調不良で戦列を離れるのだ。これは新型コロナ感染による免疫システムの脆弱化が疑われる。またつい最近別の選手が急な発熱で欠場するということがあった(新型コロナに感染したのか?)さらに、すでに移籍した選手だが明らかに以前に比べて運動量が落ちた選手も(まだ若い選手、怪我を抱えている可能性もあるが)。他のチームの状況はどうなのだろう?

また以前の仕事仲間(東京在住)が去年11月浴室でヒートショックで亡くなったという報を受けた。個人業主の集まりのような仕事だったので、仕事仲間とはいっても、その人のふだんの健康状態の詳細は知らないのだが、持病があったとは聞いていない。新型コロナ感染歴があるかもわからないのだが、新型コロナ感染が心疾患のリスクを上昇させることもやはり明らかになっているので、疑わざるを得ない。

さらに、今年の早い時期だっただろうか、東京の中央線の運転士のミスの多発という報道を目にした。報道では"原因不明""お祓いが必要(そんなことでかたずけるなという感じ)"とかあったが、新型コロナは認知機能(正確に認知してそれに対して正確に対応するということなど)にも影響を与えるというし、何か影響があるのかもしれない(ただ、運転士たちの体の状況を調べることは困難で原因は究明は不可能だろうが)。

今日は今日で札幌で自動車が信号機に衝突というニュースに接した(少し前にもあった)。もう雪はないのでスリップによるものではないと思われ運転手のミスだ。このような事故は以前から多かったのだろうか?

また、新型コロナ感染は子供たちにも影響を与えることが明らかになりつつあるようで、知能検査や体力測定等々の統計が数年後どういうことになっているかは興味のあるところだ。異変がわかってからでは遅いのだが。

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