4日、鹿児島まで開聞岳を見に行ってきた。
ある程度定期的に札幌と東京を往復していて5日の日は日帰りで東京に行くことにしていた。
そんななか無性に開聞岳が見たくなってきた。
開聞岳は一番好きな山の一つである。山の形もよいが、海に浮かぶように見えるのが個人的には好きで時々眺めに行きたくなる。
天気予報を見ると4日の鹿児島地方の天気が晴れだったので、5日の新千歳-東京便をキャンセルして、4日朝の新千歳-東京-鹿児島の便と5日の昼頃の鹿児島-東京の便を購入した。東京では、自宅の郵便受けの整理をすればよいので、そんなに時間は必要がない。
今回の開聞岳見物スポットは番所鼻自然公園というところ。幸い公共の交通機関を乗り継いでいくことができる。
12時ころ鹿児島に到着。腹ごしらえをしてから指宿行きのバスに乗車。指宿からも東大川というところへ行くバスで番所鼻最寄りのバス停である岡村で下車。番所鼻自然公園という観光スポット最寄りのバス停なのにもかかわらず、停留所の名前には一切使わず、車内放送でも「番所鼻自然公園へはこの停留所で。。。」とかいう案内もなく、徹頭徹尾ローカルバス路線であることを貫いているのが何か潔い感じがした。
バス停から番所鼻まで800mくらい歩くと上の写真のような景色が見られるところに着く。
19世紀初めに正確な日本全図を作った伊能忠敬がここを訪れた際、その絶景を讃えた場所である。
ところで、指宿から乗った鹿児島交通のバスの両替機は新紙幣は未対応で、例えば運賃が800円で新1000円札で支払った場合(両替不能なので旧紙幣を持っていない場合こうするしかない)、運転手が釣銭額を記した証明を発行し、後で営業所で受け取るというシステムがとられていた。
両替機を交換するのにもお金がかかる。御多分に漏れず鹿児島交通も経営が苦しいのだろう。そんななか運転手不足、運転手確保のためには賃金アップもはからなくてはならない。ちゃんと運行して地域の住民の足を確保するのが先決で、新紙幣が使えないという点には目をつぶらざるを得ないのだろう。たぶん、両替機とか自販機とか新紙幣は零細な企業の経営を圧迫しているのだろう。紙幣の切り替えは偽造防止という意味が大きいらしいが、旧紙幣には弱点があったのだろうか?(たんす預金を引っ張り出すためなどということも言われていたようだが)
ずっと停滞している日本経済のことを考えると、大企業を除き、両替機、券売機、自販機の類を新紙幣に対応したものへ切り替える体力がないだろうことくらいわかっていたのではと思うが。。。
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