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オリンパス STYLUS XZ-10

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オリンパス STYLUS XZ-10は2013年に発売開始になったコンパクトデジタルカメラで、発売後1年くらいたって価格が下がってきたころに購入した。その最大の特徴はレンズの明るさで、開放F値が広角端(35ミリカメラ換算で26ミリ)1.8、望遠端(35ミリカメラ換算で130ミリ)2.7。光量の少ない環境や望遠でもシャッタースピードが稼げてブレにくいし、ズームアップするとけっこう背景がボケてくれる。

ただ、コンデジなので小さいことは小さいのだけれど、サイズ102.4mm×61.1mm×34.3mm、質量221g(カード、バッテリーを含む)で、ゴロっとした感じで超軽量というわけでもなくシャツの胸ポケットに入れるには少し大きい。ということで、サイズが92.3 × 52.4 × 21.6mm(最薄部17.5mm)で質量が122g(カード、バッテリーを含む)のソニーcyber-shot DSC-WX220を使うことが多かった。

近年スマホのカメラ機能が進歩してコンデジが絶滅の危機に瀕しているなか、その評価が高まっているらしいのがXZ-10(製造は終了しており現在は中古しか手に入らない)。時刻設定の維持などのための内臓電池維持のためもあって、たまに充電池の充電をしているのだが、今年になって久々に使ってみようという気になり、その特徴を再確認しようとネットでレビュー記事を調べてみたところ、何と2020年代の記事もありかなり高評価ではないか。一部で再評価されているようなのだ。

スマホのカメラの性能は向上しているものの、画像処理エンジンが働き過ぎるというか何というか綺麗すぎるというか、何と説明してよいかわからないが、何となく好きになれない。ちょっとした記録用ならばという感じで使ってはいるが。

スマホのカメラが好きになれない場合、コンデジの選択肢が非常に限られていて一眼レフの使用を考えざるを得なくなりつつある現在、貴重な存在であるXZ-10を今後も活用していきたいと思い、先日試し撮りのようなことをしてきた。出かけたのは京都。そろそろ東京の自宅の様子を見に行っておくべきというタイミングということで、単純に札幌-東京を往復せずに、いったん大阪へ飛び、京都に寄り道(ものすごい大規模な寄り道だが)してから東京へ移動というルートをとった。

202412真如堂01

上の写真は12月3日、京都の真如堂で撮ったもの(絞り値=F/2.5、 シャッタースピード=1/250秒、焦点距離=35ミリカメラ換算46ミリ)。主役はもちろん紅葉で、本堂の存在感を残しつつ、背景をボカして観光客の存在を目立たないようにしてみた。ファインダーのないカメラなので液晶画面で確認しつつ撮るしかないのだが、液晶画面での見え方は明るい場所では今一信用ならないので条件を変えつつ何カットか撮っておかないと不安という問題はある。

ちなみに真如堂は40年くらい前から何度も訪れているが、少しずつインバンド観光客にその存在がばれているという感じはある(もともと紅葉シーズンはそこそこ観光客が多い場所だが)。

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