最近では札幌の市街地でも熊が出没するようになりニュースになる。熊ほどのインパクトはないが、蝦夷鹿が市街地にやって来ることもある。
熊や鹿の出没頻度はそれほどでもないが(熊は重大な影響を及ぼすが)、そんななかで、札幌の市街地でかなり頻繁に見かけられるらしいのがキタキツネ。
上の写真は実家の裏庭の物置小屋の屋根の上にいたキタキツネで1月の上旬に撮ったもの。
物置小屋には近くの木を伝わって登って来たようだった。
雪が降り積もるなか、そんなことを気にもかけず丸くなって寝ていたが、こちらが(2階の)窓を開けると気づいてちょっと反応した。
去年もやって来たことに加え(同じ個体がどうかはわからない)、前夜犬に似た、しかし犬とは違う吠え声が聞こえたこと、実家の前の雪かきをした際、動物の足跡を見かけたこともあって、もしかしたらキツネが来ているのではと思い2階の窓から見おろしてみたら、案の定いたというわけである。
写真を撮ろうと窓を開けると少し反応したが、逃げることはなく、あくびをするように口を大きく開けたり(1枚目)、こちらを見たり(2枚目)、伸びをしたり(3枚目)した。
ずっと見られているので居心地が悪くなったのか、いったん屋根から降りて行ったが、1時間くらいたってまた見てみると、また物置小屋の屋根の上で寝ていた。
可愛く見えるが、御存知の通り、キタキツネはエキノコックスという怖い病気の主要感染源なので、路上で見かけるくらいならばよいが、家の敷地内に長時間いられるのも気持ちのよいものではない(ちなみに北海道では野犬もエキノコックスの感染源になることがあるというし、去年愛知県でエキノコックスに感染した犬が発見されたことがニュースになっていた)。
去年は2日間くらい実家の裏にやって来たが、今回、見かけたのはこの日だけだった。どこかへの移動の途中立ち寄ったという感じなのだろうか。
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