現在、若者世代で昭和・平成ブームだとか。
そのなかでフィルムカメラを楽しむ人も多いという。アナログで操作にひと手間あるというのが受けているのだろうか。また、写真の出来上がりもデジカメとはちょっと異なるとか。。。
ということで、今、ホームページで更新中のフランス・モロッコ・スペインの旅で使って以来、ずっと眠らせていたOlympus xa というコンパクトカメラを引っ張り出して使ってみた。
なかなか人気のカメラらしく、撮影の最中、近くを通りかかった、たぶん写真愛好家であろう男性が、カメラをのぞき込んで「いいカメラ使ってるなあ」とつぶやいていた(笑
コンパクトカメラとはいっても、このカメラはとてもユニークで、レンジファインダーカメラというやつで(どんなカメラか興味のある人はネット上に画像が沢山あるので検索してみてくださいーカメラの写真撮ってなくてすみませんーたいした手間じゃないんですが)、露出こそ絞り優先のオートだけれど、ピント合わせはマニュアルで、オートフォーカスに慣れ切ってしまった身には、ピント合わせのひと手間はかなり面倒くさかった。
また、シャッタースピードが最速で500分の1秒と遅く、快晴の下で撮ると、iso100のフィルムでも、8とか11よりも絞らなければならない。F2.8割という割と明るいレンズがついていて、ボケ味というのも楽しめるはずなのだが、8とか11まで絞ってしまうと、近くから遠くまでピントが合ってしまう。
また、ファインダー内にあるシャッタースピードを示す針がいかれており、どの程度のシャッタースピードになるのかもわからず(だいたい想像はできるが)、けっこう手探りでの撮影となった。
しかし、撮っている最中は、確かにどんな絵ができてくるのだろうか、という楽しみがあり、撮ってすぐ写りを確認できるデジカメにはないワクワク感というか、不安感というか、久しぶりでそんな感覚を味わうことができて楽しくはあった。
撮影したのは10月の前半と末の2回で、随分前になってしまったが、ホームページ本編には載せる場所がないので、こちらに何枚か載せておこうと思う。
まず、10月前半に撮った写真(次の2枚-いずれも北海道大学)。
次に紅葉が進んだ10月末に撮ったもの(最初の1枚のみ中島公園で残りは北海道大学構内)。
ところで、フィルムのスキャンはお金をけちって自分で行ったのでピントが今一なのはスキャンの精度の問題もあるかもしれない。それから、各画像ともに修正を施してあります。
ボケ味が出るような構図でも撮ってみればよかったと若干後悔。
しかし、もう一度このカメラを持ち出して使うかどうかは"???"だ。
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