せっかくブログがあるのに、何も記事を書かずに6か月以上が過ぎてしまいました。
記事を重ねていくとそれらは多くの記事の中に埋もれて行ってしまい、カテゴリー分けやタグづけをよほどきっちりしておかないと、後から振り返ることは至難の業になるので、ブログという形態はどうも好きになれないです。
ということで、ホームページからブログを削除してもいいかなとも思っていましたが、東京オリパラの件については、反対の意思を明確にしておかないと、後から後悔すると思い書き留めておくことにしました。
まったく、人の命と健康に無関心な政府だ。
オリパラの開催で新型コロナウィルス感染症の拡大のリスクが増大することはあっても減ることはないのに、なぜ強行突破をはかるのだろうか?
まあ、開催によってよいことがある人、団体などがあるのだろう。。。
国民の間にある中止の議論は一顧だにせず、有観客を前提にする、まったく信じられない。
本当に民主主義の国なのか、日本は?
Jリーグに所属する北海道コンサドーレ札幌のサポとしても一言。
Jリーグで観客を入れているがクラスターは発生していないから大丈夫?
Jリーグはファン、サポーターにとっては日常、オリパラは非日常。
日常である前者と非日常の後者とでは、観客の浮かれ具合が雲泥の差で、前者はスタジアムへ直行、スタジアムから直帰という人が多いし、自分もあまりスタジアムには行けていないのだが、行った時は直行・直帰かつ帰りは混雑を避けるため遠回りをしたりしている。後者において、政府(組織委員会?)は直行・直帰をお願いしているが、どうなるか? 実はJリーグでも一部のファン・サポーターは試合後、まっすぐ帰らず寄道をしているようだから、非日常の祭典となる五輪でどうなるかは、何となく見える。
また、Jリーグなどではクラスターは発生していないというが、感染者から1m以内、マスクなし、15分以上という濃厚接触者の定義があり、おそらく感染者からの聞き取りの際、その人がどこかのスタジアムで観戦していたとしても、「スタジアムではほとんどの時間マスクをしていました」と答えた瞬間、それ以上の追跡調査は行われず、他の場所での濃厚接触者も存在しなければ感染経路不明とされるのだろうから、本当にスタジアム内でクラスターの発生はないと言えるのかどうかという疑問はずっと持っている。どういう追跡調査をしているのかわからないのであくまで疑問というだけだが、Jリーグを観戦に行ったとき、飲食で長時間アゴマスク、おまけに同行者と会話という客をけっこうみており、完全に安全な空間だとはいえないと思う。感染力の強いδ株の流行が予想されるこれからは特に。
オリンピックでも濃厚接触者の定義というものによって感染者の追跡調査を行うのであろうから、五輪中、五輪後に感染が拡大しても、五輪のスタジアムにおける観戦拡大のエビデンスはないという責任逃れがなされるのだろう。
そして、人々の気が緩んで適切な感染対策が行われなかったからと言い訳するのだろう。
水際対策のザルぶりも明らかになっている。入国時の検疫で、まず実施するのが感度が低い抗原検査なのか? さっそく、某国選手団の一人が検査で陽性となったが、抗原検査でひっかかりPCR検査で陽性となったという。抗原検査でひっかからなかった人たちは、検査の感度から低さによるもので、実は感染者であったということはありうるのである。
これから選手・役員、IOC関係者、マスコミ、どんどん入国者は増える。全員がワクチンを接種しているわけではないし、ワクチンも完全ではない。世界中の変異株が日本にどんどん入り込んで、五輪を機により強力な変異株が生まれるという可能性もあるのではないか?
政府は中止を求める人たちが諦めるのを狙っているのだろう。そして、開催すれば一定数の人間は必ず盛り上がるので、大会は成功したと宣伝するだろう。そして、もし感染が拡大しても、上に書いたように、五輪による感染拡大のエビデンスは認められないとか、δ株の感染力が想定以上だったとか、国民の気持ちが予想以上に緩んでしまったといって、責任を認めないのだろう。
しかし、選手村で感染者が発生してしまったらどうするのだろう? 水際対策のザルっぷりは、そうした危惧を抱かせる。
繰り返しになるが、人々の命や健康にかかわる問題である。東京オリパラ開催を黙認することは、これによって感染者が増えて死者が増えてもかまわないという態度をとるのと同じなのである。
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