2月14日、UEFA ヨーロッパ・リーグのガラタサライとベンフィカ(ポルトガル)の試合を見てきた。
トルコにはもう数えきれないほど訪問している。以前にも書いたかもしれないが、自分にとってイスタンブールに行くことは、日本人が京都へたびたび行く感じに近いか?
ただ、京都ほど気軽に行ける場所ではないので、いざ行くとなるとそれなりのきっかけが必要。
で、今回のイスタンブール行きを直接後押ししてくれたのが、ガラタサライだ。長友が在籍していて、サポーターにもえらく人気だとか。
長友の試合はイタリアのインテルのときも2回見ている。何となく好きな選手だ。
ということで、ガラタサライの長友の活躍を見るということをメインの目的にトルコ旅行に行くことにした。
ガラタサライは人気チームでチケットが確保できるのか、という問題もあったが無事クリア(トルコのサッカーチケット購入についてはユニークなシステムが導入されているが、そのことについてはいずれまた書きたいと思う)。
キックオフは20時55分というとんでもない時刻。
実はトルコは2016年に夏時間を廃止しており、その際、以前の夏時間をそのままトルコ時間としたのだそう。ということで、相手チームベンフィカのあるポルトガルとは時差が2時間あり、テレビ放映の関係(早いとポルトガル人の視聴に不便)でキックオフが20時55分というとんてもない時間に設定されたと思われる(同じイスタンブールのフェネルバッチェがロシアのゼニトと行った試合のキックオフが20時だったので)。
試合開始がとんでもなく遅いので、スタジアムからの帰りの足も心配だが、スタジアムはメトロの駅からすぐなので何とかなるだろう(何とかなったーこれについてもいずれ本編で)。
さて、平日夜だが、ヨーロッパリーグの試合ということもあってかスタジアムはほぼ満員。それから、ヨーロッパリーグということでチケット価格はふだんのリーグ戦の倍くらいに設定されており、1番高い席は日本円で23000円くらい。自分が買ったコーナーの席でも9200円くらい。それでもこの集客なのだからびっくりだ。そして、ファン、サポーターの熱さたるや聞きしに勝るものだった。
日本だとホーム側のゴール裏のサポーターのみが声を出すという感じだが、両方のゴール裏がサポーターエリアで(アウェイ席はアッパー席の一部に設けられているだけ)そこでの盛り上がりがすごいのはもちろん、試合が始まるとほぼ全席の客が立って観戦を始めた。席は試合開始前、ハーフタイムのためにあるという感じ。
そして、メインスタンドの高い席の客も声を出す。審判が気に入らない判定をするとスタンドの360度から大ブーイングや指笛。
これだけ熱いサポ・ファンがたくさんいて、集客の心配がなければ、アウェイ客のことは考えなくてもよい。それでアウェイ席は申し訳程度に設けているということか?
また、チケットの販売開始は何と試合の3日前から。チケットの需要が大きいので、それぐらいの日程があれば十分売りさばけるのだろう。
試合は1-2で敗れてしまったが、日本では考えられないほどのスタジアムの熱狂が感じられてよかった。
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