1997年夏、アジア陸路横断の未踏破区間であるイラン-パキスタン間を旅した(詳しい内容は鋭意作成中の本編で)。
写真は、その旅のゴールとなったギルギットで撮ったもの(ギルギット川にかかるつり橋からギルギットの街を望んだ)。
例によって、やたらとフィルムを使うのを避けるため、丁寧に構図を決めて撮った(のだと思う)。
しかし、おそらく、このときは、橋を歩く人がこちらに向かってきており、向こうに歩いていく人の後ろ姿を画面に入れようということでもう1枚撮ったのだと思う。それが次の写真。
微妙な露出の加減でモスクのミナレットとか山とかがやや不鮮明になってしまった。でも、後ろ姿の男性のお蔭で1枚目よりは動きが感じられるカットになっているかも。
デジカメだと、いくつかのパターンを試すことができるのだけれど、フィルム節約の旅をしていた自分にとって、ここは2カットが限度。
でも、上の写真には満足している。少なくとも、あの時自分が感じた空気感は思い出すことができるので。
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