年が明けてからすでに一週間が経過してしまいましたが、遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願いします。
年末年始、まったく更新できませんでしたが、別にどこかへ行っていたというわけではなく、ちょっと体調を崩していました(今も完調ではありませんが)。
13年ほど前、原因不明の回転性のめまいに襲われ、4年ほど前に再発、そして、今回はそこまでひどくはないけれど、それに近い状態になりました。
最初、この症状が出た時には有効な治療方法に出会うことができず、耳鼻科にかかり投薬を受けてだましだまし生活していました。
ひどいめまいは再発しないものの、ふらつきはおさまらず、つらい状態が続いていたのですが、ひょんなことから、かなりの治癒実績をあげている札幌の内科医七戸満雄氏のことを知り受診しました。
七戸医師は"メニエール病"の原因が水疱瘡ウイルスなのではと疑い(ウイルスが再活性化した際、体のどこの部分で悪さを行うかで症状が決まるとのことーその一例が帯状疱疹)、患者に抗ウイルス薬を処方したところ、80%以上が改善されるという結果を得ているということでしたので、藁にもすがる思いで受診したわけです。
そして、ヴァルトレックスという抗ウイルス薬を2週間服用しました。
症状が出てから4カ月も経過しており、どうかな?と思いながらの服用でしたが、結果は良好。ふらつきはすっかりなくなりました。
しかし、この治療方法、耳鼻科の専門医は認めておらず、保険が適用されず、ヴァルトレックスの薬価が高いこともあり、かなり高額になるというのが玉に瑕です。
そして、耳鼻科の専門医はいまだその治療法を認めておらず、保険適用外なので、全額自己負担です。
なぜ、耳鼻科専門医は認めないのか? 色々理由をつけているようですが、もしかして面子? と思ってしまいます。
何カ月も、場合によっては何年も薬を飲んでよくならないのに、わずか2週間かそこらヴァルトレックスという薬を飲んだらよくなってしまうのですから(服用した患者の8割~9割)。
で、2度目に症状が出たときも、ヴァルトレックスで乗り切りました。
めまいの症状に抗ウイルス薬を処方してくれる医師はいまだ少ないので、東京の自宅から2時間かけて鎌倉の額田記念病院まで行きました。
そして今回です。
回転性のめまいまではいきませんが、パソコンのディスプレイを見るのもつらい状態で原稿仕事もままならず。まして、ホームページの更新などは。。。
年末、札幌に帰ったので、七戸医師がいらっしゃる札幌藤和病院へ(七戸医師はかつては内科医を開業していましたが、医院を閉じて週に2日、札幌藤和病院でめまいの患者を診ています)。
ヴァルトレックス500mgを一日6錠(2錠×3回)を2週間分出してもらいました。かかった費用は、全額自費のため53000円あまり。
やはり薬は効いてくれて、症状はかなり改善されました。それで、2017年初となるこの記事を書いています。
しかし、七戸医師もご高齢で、また、同じ治療方法を採用している医師も増えないという現状。この先、同じような症状に苦しんでいる、もしくはこれから発症する人はどうすればよいのか。
Comments:0