写真は、昨日新宿歩行者天国で行われた、参議院議員選挙東京都選挙区の候補小川敏夫氏(民進党)の街宣の様子(最後に司会・弁士の方々が登壇したところ)。
少しずつ浸透してきた感じだが、今回の選挙の大きな争点は「憲法」である。
自民党は街頭演説などでは憲法については語らないが、自民党の選挙公約では一番最後の方に少しだけ改憲について触れている。
過去2回の国政選挙において、自民党は経済を争点に選挙に大勝してきた。そして、その後実行に移したのが、特定秘密保護法、そして安保法制。今回も同じ手法をとると考えざるを得ないのだ。「選挙でご支持をいただいたので実行する」という論理で。
自民党は既に憲法改正草案なるものを作成していて、もし、今度の選挙の結果、参議院でも改憲勢力が3分の2の議席を得た場合、自民党の改憲草案(まったくひどい内容)がその改憲案のベースになるのは間違いないし、議会で反対派が色々と批判をしても、数を背景に押し切って来るということを予想しておいた方がよい(そうならない可能性がまったくないとはいえないかもしれないが)。
前置きが長くなりました。
憲法改正には国会による発議の後、国民投票という手続きも必要だが、国民投票になると、その結果はまったく予断を許さないものになるだろう。先ごろ行われたイギリスにおけるEU離脱をめぐる国民投票の結果をみてもわかるとおり、自分の一票はそれほどの影響はないだろうと考え、積極的に「残留」のための投票行動をとらなかったことを後悔する人々がとても多いという。
憲法改正問題で、そんな状況に追い込まれないためにも、改正手続きに入らせない、つまり今回の参議院議員選挙で改憲勢力に3分の2の議席を取らせないということが非常に大切だと考える。
そこで、東京都選挙区である。
実は、東京都選挙区では定数6のうち4人が改憲派によって占められる可能性もあるというのである。6人のうち4人ということは3分の2である。そして、東京において改憲派に3分の2を取らせるのか取らせないかの分かれ目になっているのが、民進党の小川さんの当落。
というわけで、今回の参議院選挙では小川さんを応援している(地味な方で目立たないけれど、企業献金を受け取ったことがないクリーンさ、元裁判官・検事で弁護士という法律の専門家という顔も持ち人物としても申し分ないと思う)。昨日は街宣に行ったのだが、実は、もっと積極的に応援している。今日も、夕方、街頭演説を応援するため(支持者が集まっているということを一般通行人に見せるということも重要なので)、プラカード、手製のゲーフラ=ゲートフラッグを持ってスタンディングをした。明日以降もできるだけ応援に行こうと思っている。(なお、全国比例区では福島みずほさんを応援している)
憲法が心配であるということを書いたが、自民党の経済政策についても問題があると思っており、世論調査でアベノミクスを「ある程度評価する」という人がいまだに結構いることに驚いている。
安倍政権の経済政策については書く余裕がないので、興味がある方は以下のサイトを見てほしい。とてもわかりやすくまとめてある。
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