この日はサフランボルからアンカラに移動。
バスのテレビモニターでは、アンカラで爆発事件(テロ)が発生したことを伝えるニュースが流されていた。
トルコ語はわからないので、詳細はつかめなかったが、事件がアンカラ駅前で起こったことはわかった。
アンカラのバスターミナルに到着後、宿泊するホテルのあるウルス地区まで、無料のサービスバスに乗ろうと、乗り場へ向かうと、運行されていない。テロの混乱で一部の道路が通れなくなっているのかもしれなかったが、理由は不明。
ということで、アンカラ駅とはまったくの無関係なルートを通るドルムシュ(乗合のミニバス)はと考え、その乗り場へ。
ドルムシュは通常通り運行されており、ウルス地区に移動。
ホテルに荷物を置いた後、新装なったアナトリア文明博物館へ。
前に来た時は、こじんまりとした博物館という印象を持ったが、かなり規模も大きくなり、その分展示物も充実した感じだ。
個人的には、ヒッタイト〜新ヒッタイトの時期のレリーフなどがとても気に入った。
博物館を出た後、隣接するアンカラ城へいったが、こちらもここ数年で大きく変わった模様。
写真はアンカラ城から見下ろしたアンカラの街。
ところで、城内というかそこに隣接する街で、トルコ人青年に「どこから?」と聞かれたので、「日本」と答えると、「イナモトー!」と言われた。そういえば、現在、我が札幌に在籍している稲本はイスタンブールのガラタサライというチームでプレーしていたことがある。トルコ人にとって、日本人サッカー選手といえば稲本潤一なのかもしれない。
ということで、アンカラ城のあたりでは、事件現場とは違い、いつも通りの時間が流れていたわけだが、事件の真相はどうなのだろうか。トルコ政府と敵対するクルド人勢力によるものとの見方もされているようだが、アンカラ駅近辺で開かれていた集会は、トルコとクルドの和解をめざすというようなものだったようだし、一旅行者には、まったくわからないところである。
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