おとといの夜、ポール・マッカートニーのライブに行ってきた(アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー2015)。
ポール・マッカートニーのライブに行くのは、90年、93年、2002年、2013年に続き今回5回目(5回とも東京ドーム)。
この間、ポールのライブに対する世間の関心も大きく変わったような感じがする。
90年・93年はチケットの購入はとても容易だった。2002年はカード会社からのメールで公演情報を得て、そのカード会社を通じてチケットを購入したので、チケット購入の難易度ははっきりとはわからないが、まだ、購入しやすかったのではないか?
90年はまだお金があまりなかったので、スタンド席で我慢。93年、2002年はアリーナ席。ということで、2002年までは、スタンド席かアリーナ席かの選択ができたはず。というか選んで購入した(当然スタンド席とアリーナ席とでは料金も違ったと思う)。
しかし、2013年はチケット購入の難易度が大幅に上がった。まず、席のほとんどがS席となり、アリーナ席とスタンド席の価格差がなくなった(一部A席・B席というのが存在するが)。かつ、S席として購入するので、アリーナ席とスタンド席の選択ができなくなった。また、購入前に抽選という関門までできてしまった。
この大きな様変わりの背景は何なのだろうか?
おそらく、インターネットの普及により、公演情報の拡散が早くかつ広範となり、世間の注目度が格段に上がったのだろう。それに、ポールが70歳を超えたことも、注目度の上昇につながっていると思う(ニュースなどでも、この年齢ですごい!というような報道がなされているし)。
さて、2013年は抽選の申し込みを行い、めでたく当選。しかし、いざ発券してみると2階席。かなりがっかりだった。
その後、2014年にもポールの日本公演が行われることになったが、場所は国立競技場と日本武道館。日本武道館の方はよい席は10万円もするということではなからパス。国立競技場の方も例によって席を選べないので、どうすべきかと迷っていたが、ポール・マッカートニーのオフィシャル・サイトのクラウド・サージを通じて買うと席を選べるということを知り、そこで購入(厳密にいうと、選ぶというか希望枚数を入力してクリックすると用意できる席が示され、それが気に入らなければさらにクリックするという形)。知ったのが若干遅かったので、すでにアリーナ席は売り切れていたが、ステージのほぼ正面のスタンド席に空席があったので購入。
しかし、周知の通り、2014年の公演はポールの体調不良によりすべてキャンセル。チケットも払い戻しとなった。「国立競技場」との記載のあるチケットは貴重なので、一部では払い戻しをせず、チケットを手元に残すという人がいたという話もあるが、クラウドサージで買ったチケットは、購入で使用したクレジットカードの口座に返金されるというパターンだったので、僕の手元には、このときの貴重なチケットが残った。
さて、今回、2015年である。
2013年と同じ、アウト・ゼアー・ジャパン・ツアーということで、演奏の曲目などに目新しさはあまり期待できないという話だったが、2013年がスタンド席で不完全燃焼感が残っていたので、クラウドサージでアリーナ席が購入できたらと行こうということで、チケット発売時間にパソコンの前でスタンバイ。結果、ステージの真正面ではないが(前の方のブロックのステージ正面の席の多くは一般販売には回されていないという話も)、前から5列目という席を確保。そこから撮った写真が冒頭の写真。もちろん、こそこそ撮ったわけではなく、スマホやコンパクトデジカメの持込みと静止画の撮影はオーケーだった。これもこの間大きく様変わりした点。
予想通り演奏曲目は2013年とほとんど同じだったが、素晴らしい雰囲気のライブを堪能してきた。
しかし、ワンパターンではあるのだけれど、やはり、ヘイ・ジュードの最後のところの聴衆の大合唱はよかった。
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