4度目のホノルルマラソンを走てっきた。
たぶん、これでホノルル・マラソンは卒業だと思う。
去年は30キロ過ぎに低血糖に襲われた散々な目にあった。
そこで、今年はしっかりエネルギー補給をしながら走ったらどうなるかという、ある意味人体実験のために出場することにした。
当然、実験するには、それなりの練習をしてある程度走れるようにしなければならないわけだが、今年は6月から8月前半にかけて、高校時代以来のかなりひどい腰痛に悩まされ、ほとんど走れず。
8月下旬は旅に出、帰国後、9月から徐々に走り始め、たった3ヶ月強の準備期間でレースに臨むことになった。
しかし、仕事が忙しく、かつ毎週のようにコンサドーレの応援に出かけたため、走れるのは週2日平均。おまけに10月後半には入院(1泊2日だが)、練習不足は否めない。
ただ、レース4週前に3時間半走、3週間前に3時間走ができたので、距離に対する不安はあまりないところまで持っていけた。
あとは、レース中のエネルギー補給である。
結論からいえば、レース中のエネルギー補給は非常に有効であった。
去年のような朦朧とした状態にはまったく陥らなかったし、トレーニングの成果か、足は最後までそれなりに動いた。かつ、最後の直線1キロはピッチをあげられた。これはちょっと驚きだった。
タイムは4時間54分。途中トイレに長い時間並んだり、レース中盤激しい向かい風にあったり(途中で風はやんだので追い風にはならなかった)、足にフィットしているはずのシューズなのに、なぜか右人差し指の先が当たりかなり強い痛みに見舞われたり(靴下を脱ぐと内出血しておりいずれ爪がはがれるだろう)、等々、色々と問題もあったが、練習量の割りには上出来だったと思う。
4度目にして初めて達成感を得られたレースだった。
ただ、エネルギー補給をしながら走ってわかったことがある。
それは、寝不足はきついということである。
エネルギー源のゼリー(100キロカロリー)を3度食べたのだが(歩きながら)、その際ものすごい眠気が襲ってきたのだ。それも気分がわるくなるくらい。心が折れそうになり、そのつど5~6分間ランに戻れなかった。
やはり夜行便で前日午前中にホノルル入りして、ほとんど寝られない状態で(夜7時に就寝したが、時差ボケか11時には目が覚めてしまった)、朝5時スタートのレースに臨むというのは、相当無理のあるスケジュールのようだ。
「人体実験」は一応成功裏に終わったし、たぶんホノルルマラソンは卒業かと思う。
注:写真はレース前日のゴール地点の様子。