2018年12月、2泊3日で香港へ行って来た。

目的地は益昌大廈という古い高層集合住宅。

益昌大廈と書いたが、実際には5つのビルがアルファベットのE字型につながっており、益昌大廈はそのビルの一つ。

このビルの存在はJALの機内誌で知ったが、映画のロケ地としても知る人ぞ知る場所らしい。

しかし、その外観がフォトジェニックなため、折からのインスタ映えブームのため、写真撮影のため訪れる人が急増、2018年2月には、ついに許可なく写真を撮影することが禁止され、そのことを記した紙が貼り出されたり、横断幕のようなものが掲出されたらしい。

まあ、観光客が殺到して、住民の迷惑を顧みずバシャバシャ写真を撮りまくっていたら、そういう措置をとりたくなるのも当たり前だろう。

ここへは行こう行こうと思っていたのが、なかなか行けずにいるうちに、そんなことになっていた。

で、香港で出かけることになり、真っ先にここのネットでここのことを調べると、まず、ヒットした情報は撮影が禁止される前の情報、そして、さらに調べると禁止情報。これは行っても見るだけだなあと思って、さらに調べるとそのご、撮影が大丈夫になったらしいことがわかった。(あくまで大丈夫らしいというだけ)

12月某日、午前中の羽田発香港行のJAL便に搭乗して出発。

香港到着後、まず、予約していた北角のイビスへ移動。いつもならば、エアポートリムジンで北角まで行くのだが、少しでも多く街歩きの時間を確保したいので、上環までバスで行き、そこから地下鉄に乗り換えた。もちろん、エアポートエクスプレスで中環まで行き、地下鉄に乗り換える方が早いのかもしれないが、エアポートエクスプレスはちょっと高い。長年続けている節約旅行の癖は抜けきらない。

チェックイン後、すぐに地下鉄で太古へ移動。めざす益昌大廈はすぐである。

Eの字の長辺が表通りに面しており、そこの入り口を通り抜けた。

写真撮影禁止する掲示とかはなく、観光客もちらほらという感じ。一時のブームが過ぎ去り静かになったのでビル側も撮影禁止措置を解除したのか?



やってきました益昌大廈。写真の奥の方が表通りに面した出入り口。管理人室の前を通るが何も言われない、というか、中央の中庭みたいになっているところの周囲には色々な店が入っており、ここにビジターが入って来ることが前提の作りになっている。幸い、写真撮影禁止を示すものはなかった。真ん中の少し高くなっているところに登って写真を撮る観光客が多いようで、それを防ぐために敢えて廃棄物の山を作っているのか? それともたんに回収に来る直前のため溜まっているのか?




写真に写っているのは理容室か?




これを見るためにやってきた。右にある高層住宅の新しさと益昌大廈側の古さとのコントラストがよいと思うのだが、どうやら、新しい高層ビルのない、Eの字のもう一方の空間の方が人気みたいだった。
なぜ人気なのかは不明だが、新しいビルがないためか? それとも、ブログなどの記事がたいていもう一方のものだからなのか? 




画像を回転させてみました。だいぶ雰囲気が変わります。



いったん、ホテルに戻り、夕暮れ時にもう一度訪れた。



まだ、空が明るすぎるので、ビルの1階にある食堂で焼きそばを食べた。店のおばさん、「ラー?」と聞いてきたので(ラー油か唐辛子のことだと思うが、詳しいことはわからない。辛いの大丈夫か?ということだと思うが)、いらないと答えたが、「少し」と言っておけばよかったか?




食事を終えるころにはいい感じで暗くなっていたが、部屋の灯りが少ない。皆、遅くまで働いていて帰宅していないのか? ちなみにこっち側が観光客が多い方で、中央のスペースの少し高くなっている部分には写真撮影に関する注意書きのようなものが貼り出されていた(写真はありません-撮っておけばよかった)。こっち側だけ禁止措置を続けているののだろうか。




自分的にはやはり、新しいビルとのコントラストがはっきり見られる方が好みだし、撮影禁止に関する掲示もないので、昼間も見上げる写真を撮った場所へ移動。




またまた画像を回転させてみた。




<2日目>

香港における定宿化しているイビス香港ノースポイント。海の見える階の部屋があてがわれたが、背の高いビルが建設中で、いずれ海は見えなくなるのだろう。



この日の予定は明記糖水へ行こうと考えていた以外は、ノープラン。ガイドブックをパラパラとめくって、適当に決めて西貢へ向かった。

北角から地下鉄で彩虹まで移動。そこからミニバスに乗ったが、その女性運転手がこれでもかという感じで、飛ばす飛ばす。



西貢は海鮮料理で有名らしく、こんな感じで水槽のある店も。




やはり、さわろうとする人がいるんですね。絵から見ると、シャコは「流血不止(流血は止まらない)」くらい危険なのですね。




何となくノスタルジックなムードのただよう西貢の路地。




西貢のカフェに気になる貼り紙が。




日本語でも書いてある。




西貢へ向かうミニバスの車中からヨットやクルーザーがちょっと変わったもやい方をしているのを見かけ(これは自分が無知なだけで変わっていないのかもしれないが)、気になったので行ってみた。どうやら売りに出されている船を展示している場所っぽかった(正確なところはわからないが)。



その後、尖沙咀(チムサーチョイ)に出て、スターフェリー乗り場へ。乗船口の直前に小さなケバブ屋があり、そこでピタサンドをかじり遅い昼食とする。

香港島に渡った後、この日のホテル、ビショップ・レイ・インターナショナル・ハウスへ移動。中環からエスカレーターでずっと上がっていき、さらに少し歩いたところにあるこのホテルを選んだのは眺望を期待してのこと。

確実に眺望が得られるよう”デラックス・スイート”なる部屋を選択したが、ホテル代の高い香港にあって、その程度でいいの? という金額で泊ることができた(17000円くらいだったか?)。



ホテルの部屋からの眺め。




これも部屋から。



部屋で一休みした後、西湾河にある明記糖水へ向かうことにした。久しぶりでマンゴーパンケーキというわけである。



香港らしいノッポビルが並ぶが、やはり昨日の益昌大廈のような趣はない。







エスカレーターを下っていく途中の歩道橋から(道路の上はエスカレーは通せないので歩道橋になっている)。




明記糖水(営業時間は16時からで深夜までやっている。定休日は隔週火曜日らしいが要確認。)マンゴーパンケーキを食べるかどうか迷いつつ、芒果西米露(マンゴーミルクタピオカを選択。写真ではわかりにくいがかなりのボリューム。




角度がないところから撮ったのでわかりにくいが、青い門みたいになっているところが明記糖水。この辺には同じような名前の店があるがここが本家本元ということらしい(詳細は不明)。



まだ、日が高く夕食には早いので、時間つぶしも兼ねて、トラムでノースポイント(北角)まで移動(トラムはとってもゆっくり進むので時間つぶしにもよい)。

ノースポイントのあたりにある、以前にも行ったことのある食堂で軽めの夕食をとり、近くにあるチュンヨンストリートを歩いた(香港に行くたびに行っているような、というかノースポイントで泊ることが多いので自然とそうなるのか?)



チュンヨン・ストリート。魚屋が並んでいる。




チュンヨン・ストリートを走るトラム。




2階建てバスで中環に戻る。




バスの中から眺めた大都会香港の一コマ。




部屋から見た香港の夜景1。




部屋から見た香港の夜景2。



<3日目>
午前中の便で帰国の途につく(終)。