サントリーニ島観光(1) <6月10日続き>ホテルで一休みしたあと、イアの街へ向かった。サントリーニの見所の大きな部分が、このイアの街で、特に夕日が有名だ。例によって出発前に詳細は調べてこなかったので、とりあえず行ってみるかという感じでフィラのバスターミナル(というほどのものではない)に行くと、イア行きのバスが止まっていた。 バスの乗車券はターミナルの案内所みたいなところでは売っておらず、バスの中で買う仕組み。車掌というか、運転手の助手というか、そういう人がいて、バスが動き出すと、乗客をかきわけて乗車券を売りに来た。 さて、「乗客をかきわけて」と書いたが、実はものすごい観光客の数なのである(6月だとそれほど混雑していないと思っていたが甘かった)。そして、そのかなりの部分を中国人が占めていた。昨今の中国人観光客の増加にはめざましいものがあるが、フィラやイアの街中で漢字がかなり見られたことから、けっこう前から中国人観光客が多く来るようになっていることがうかがわれた。 また、インド人観光客も目だった(お土産屋がインド人にむかって「ナマステ」と挨拶するようになるほど増えているらしい)。長い間、海外一人歩きをしているが、ここ10数年の観光客の増加には目を見張るものがある。それは新興国の経済発展と軌を一にしている。欧米の観光客に加えて、新興国の観光客が増えれば、あちこちの観光地が混雑するのも当たり前である。
|