旅の終わりはハムスィで


8時過ぎ、チェックアウト。ホテルの玄関前の階段のど真ん中には、またしても猫が(写真はありません)。う~む、やはり猫ランドだ。

9時のバスでイスタンブールへ向けて出発。17時くらいには、イスタンブールのアジア側のハレムのバスターミナルに着いて、そのあと、ガラタ塔にでも上って夕日を見て、ブルーモーメントをとらえてなどど考えていたが、予想以上に時間がかかった。

イスタンブール-イズミール間は、イスタンブール-アンカラと並ぶ幹線である。経済発展著しいトルコだから、片側2車線以上のハイウエイが完成しているのではと思ったのが間違い。

いまだに、片側1車線の道路も多く、その割りに通行量が多く、速度の遅い古いタイプのトラックなどが前を走っていると、とたんに渋滞になるのである。



イズミールのバスターミナル。



一部の区間、バスは船に載せられてショートカットする。


イスタンブールエリアに入ると通行量がさらに増えて渋滞が続き、さらに、バスはハレムターミナルへは行かないバスだったのだ。橋を渡って、ヨーロッパ側まで行くと、時間がかかるので、アジア側のハレム・ターミナルで下車して、すぐ近くからフェリーにイスタンブールへというのが、時間的に最短のコースなのだが。

自分の乗ったバスは、ハレムのはるか手前の箇所にある、そのバス会社のアジア側の拠点に停車。そこから、バス会社が用意したセルビス(サービスカー)で、各地へ向かうようになっていた。しかし、そのセルビスの本数の少ないこと。

17時半にバスを降りたあと、セルビスが発車したのが18時半、さらに、大渋滞。
ガラタ塔から夕日を眺めるというプランはあきらめざるを得なくなった。

19時すぎにウシュクダラのフェリー乗り場について、ここからアジア側のエミノニュへ移動。
わずか15分だが、薄暮のなかのボスポラス海峡横断のクルーズは毎度のことながらなかなかの趣。



薄暮のガラタ橋とイスタンブール旧市街。



イスタンブール名物の鯖サンドを売る船。


さて、トルコ最後の夕食は、ハムスィ(アンチョビ)のから揚げ。旬は寒い季節の魚だが、トルコに来ると必ずといってよいほど食べる魚だ。レモンを絞って、かるく塩をふり、トルコのうまいパンと食べると最高(残念ながら写真はありません)。庶民的な魚なので、高級なフィッシュレストランでは出されておらず、どちらかというと大衆的な店でしか食べられない。ガラタ橋近辺で確実に食べられるのは、ガラタ橋の新市街側のカラキョイに並ぶレストラン。



またまた猫の登場。



イスタンブールの宿は、スィルケジ駅すぐ裏にある安ホテル(1泊30ユーロ)。手前の屋根はスィルケジ駅のもの、向こうに見える塔がガラタ塔。最上階の部屋のため、この景色が見られたが、その分部屋代は若干高めだったか?



帰りの飛行機までの時間を利用して、朝一番でアヤ・ソフィアへ。内部補修のため、長年組まれていた足場がなくなっていた。観光客が少ないのは朝一番のため。



キリスト教とイスラム教が並存する不思議な空間。ここに来ると必ず撮っているかも。午前中はこちら側の窓から日が差し込み、逆光になるので、午後の方が綺麗に撮れるのでは。



上の写真の中央の絵。


                           おわり



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