歩くカッパドキア


気球ツアーからホテルに戻ったのが7時40分ころ。朝食を食べてから、まず、オトガルへ行った。

実はまだ次の旅程を決めていない。本当はスィリフケというところの近くにあるウズンジャブルチュの遺跡に行きたいのだが、夜行バスを使わないと、そのあとの旅程が厳しくなりそうである。

今回は夜行バスは使わないと決めてやってきた。最大の理由は疲れるからなのだが、実は昔から、移動の基本は昼間というポリシーで旅をしてきた。どんな場所を通って来たのかわからないのはつまらないということで。

夜行バスは使わないということと、トルコ出国の期日を考えた結果得た次の行き先はスィデ。スィデ選択の理由は遺跡。2度訪問したことがあるのだが、夕日に赤く染まるアポロン神殿が見たい。ギョレメを10時半のバスで出れば、スィデには夕方5時くらいには着けるだろうから、円形劇場などを見学したあと、アポロン神殿へ行けるであろうという読みである。ということで、翌日のスィデ行きのバスチケットを確保。

その後はどこへ行くか迷いつつ、何となくオルタヒサルへ向けて歩き出した。

途中でアイナル・キリセとかいう洞窟教会に寄り、そのあとは、若干道に迷いながらオルタヒサルまでひたすら歩いた。



ギョレメ屋外博物館駐車場前に登場した猫。猫ランドの面目躍如(?)



オルタ・ヒサルへ向かう道路から離れてアイナル・キリセに向かっていく。




アイナル・キリセの中。いくつか(2つだったろうか?)の部屋がこんな通路で結ばれている。フラッシュをたいたので明るいが実際は真っ暗。ということで、ここの教会(キリセ)は、入り口のところで懐中電灯を貸してくれる。



洞窟教会の窓から。



洞窟教会の中。



途中の寄り道を含めて2時間近くかかって、やっとオルタ・ヒサルに到着。


オルタ・ヒサルに着いたのは、12時15分ころだった。ギョレメ(ネヴシェヒールだったかも)行きの13時のバスがあることを確認して、岩(オルタ・ヒサル)へ行ったが、ここまで歩いてきたことに満足してしまい、登らずに引き返した。バスの本数はあまりなく、ちょっとあわただしすぎるので。

さて、かなり空腹を感じだした。バスの時間までは30分を切っている。その辺でドネルケバブのサンドイッチでもとは思ったもののその手の店があいていない。世界的な観光地カッパドキアではあるが、オルタ・ヒサルはカッパドキアとはいっても割りと地味なポイントであり、地元民が使う普通の店はラマダンを守っているようだ。

しかし、外国人観光客がツアーバスで寄りそうなレストランは営業していて、そこで昼食をとることにした。料理はコースになっていて、ファーストフードとはわけが違うので、13時のバスに間に合わないのは確実である。バスで戻ることはあきらめる。

ということで、食事後は、また、炎天下をてくてく歩く。この旅初のラマダンの影響だった。



ギョレメの街。奇岩に囲まれた街である。



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