ぺトラ遺跡(ヨルダン)
エル・ハズネペトラ遺跡は19世紀前半、スイス人イスラム学者によって発見されたものだが、たいへん謎の多い遺跡である。まず、この遺跡を築いたナバタイ人というものがよくわからないらしい。もともとは砂漠の遊牧民であったが、交易の要衝をおさえ、隊商の保護を保証する代わりに税を徴収して財政をまかなうようになったと考えられているようだ。このナバタイ人の国の首都であったのがペトラで、1世紀から3世紀くらいまで商業や交通の要地として、また神聖な場所として栄えたらしい。エル・ハズネ(左の写真-01年)やエドディル(修道院)などをはじめ、ペトラの建造物は基本的には岩を掘ったり削ったりしたものであり、何の目的で作られたかもはっきりしないものが多い。
*インプレッション
シクとよばれる数10mもある断崖の間の細い道を進んでいくと、突如、高さ30mもあるエル・ハズネが眼前に現れる。こんな意外性は他のどの遺跡にもない。しかも、光線の感じで微妙に色を変化させ、遺跡全体を見て、帰りにここを通ると別の表情を見せてくれる。遺跡の奥の岩山を登って行ったところにあるエドディルと呼ばれる高さ42mの建造物も見物。

シクの入口あたり。 シクを進む。 シクの石畳。

エル・ハズネにアプローチする不思議な空間シク。左はシクに入る直前。右の写真のように石畳が残る(復元された?)箇所もある。(左の2枚は90年、右の1枚は01年)


整備されすぎ?のシクの路面。

道、整備されすぎだろう?(01年)


シクの奥にチラッと姿を見せたエル・ハズネ。

シクの向こうにエル・ハズネが見えてくるのはかなり感動的。エル・ハズネはペトラの象徴ともいえる建造物だが、何に使用されたかは不明。映画『インディ・ジョーンズ・最後の聖戦』の舞台となったことでも有名。(90年撮影)


エル・ハズネからシクの出口方向を望む。

エル・ハズネから見たシクの出口(向こうに見える細い隙間)。


ぺトラ独特の縞模様の岩。

ぺトラ特有の岩の模様。(93年)


劇場。

奥に見えるのは劇場。これも岩を削ったもの。90年に撮影したものだが、観光客も少なく、とてものんびりとした感じ。


ナバテア人の宮殿墳墓。

ナバテア人の宮殿墳墓。(93年)


列柱通り。

列柱通り。突き当たったところの右奥の方を登って行くとエド・ディルに着く。(01年)


エド・ディル。 エド・ディル

ペトラ遺跡最大の建造物(高さ42m)であるエド・ディル(修道院)。遺跡の奥の岩山をずーっと登っていったところにある(登り口のレストランからに標準所要時間は1時間-01年、試しに速足で登ったところ24分で着いた)。右はエド・ディルに向かって左側にある岩に登って撮影したもの。ただし、かつては登ることができたが、現在は禁止されている。


エド・ディルからの帰り道。

エド・ディルからの下り道。(90年)最近の写真を見ると、現在は崖下への転落防止のためガード(岩とコンクリート製?)が作られた模様。


スモール・ぺトラ。 スモールぺトラ。

ぺトラから車で15分ほどのところにあるシーク・アル・バリド(通称スモール・ぺトラ)。スモール・ペトラという名以上に「スモール」だ。


1990年と2001年に購入したサンドボトル。

ペトラの砂で造ったサンド・ボトル。左が90年、右が01年に購入したもの。90年の遺跡の入場料は1ディナールだったが、その後どんどん値上げされていった。そのなかでサンド・ボトルも素朴な土産物から洗練された土産物に変貌した感じ。


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