トビリシの街歩き

<2日目>
午前3時30分、エア・バルチック機は定刻通りトビリシに到着(定刻23時05分リーガ発)。

入国の手続きはあっさり終わり、到着ロビーのベンチで時間つぶし。予約したホテルは小さなホテルで24時間オープンというわけでもないので、市内行きのバスが動き出してから行動しようと思う。

両替所の列が途切れたのをみてジョージアの通過ラりを確保。100ユーロが309ラりになった。1ラりはだいたい40円見当か?

途中、眠いがベンチに腰掛けて寝入ってしまうほどではない。ものすごく暇なので、出発ターミナル側に移り、そこでまた時間をつぶし、またまた到着ターミナルへ。

7時少し前、バスが見えたのでターミナルを出てみる。始発なのかどうかわからないが(もしかしたら見逃していたかも)、そろそろ市内に向けて動き出してもよいだろうと判断してバスに乗り込む(37番のバスが空港とトビリシ市内とを結んでいる)。

しかし、ここで問題発生。僕が持っている一番少額のコインは1ラりだったが、バスの運賃は0.5ラりで、車内の券売機はお釣りがでないつくりになっているのだ。

車掌ではないが、バス会社の職員みたいなおばさんがおり、彼女に1ラりコインを見せて「これしかないんだけれど」という素振りをみせると、空港で両替して来いというジェスチャー。そこで空港の売店で両替をお願いすると0.5ラりコインはないという。

実はこのとき同じ状況に置かれていた外国人観光客が1人おり、彼と両替に走ったのだが、結局、0.5ラりコインはゲットできなかったので、1ラりをそのおばさんに渡すと、それを券売機に入れた。そうするとチケットが2枚出てきて、1枚も横にいる彼に渡せというジェスチャーとともに「どうだこれで解決だ」という表情。しかし、横にいる彼と僕は何の関係もないのだ。まあ、たった0.5ラり(20円くらい)だからどうでもよいのだが、チケットを手にした彼、僕に1ラりコインを渡してきた。いらないと断ったが強めに渡してきたので結局うけとった。ということで、市内までの交通費はある外国人旅行者におごってもらうというかたちになった(彼は荷物を持っていなかったので、知り合いの見送りか何かで空港に来たのか?)。

7時に出発したバスは普通の路線バスで途中から通勤客が多くなってきた。

7時50分ころトビリシ中央駅前に到着(件の彼は途中で下車した)。

ホテルへ行くには、まだ早い。ということで、翌日の乗車予定のズグディディ行夜行列車のチケットを購入することにした。

トビリシ中央駅の駅ビルはけっこう大きいが、駅として使われている部分は非常に少なく、3階(だったか?)にチケット販売窓口がある。窓口は沢山あって、コの字型に並んでいるが、コの字の縦の線にあたる部分にエスカレーターが通じている。つまり窓口が分断されている。

最初は行先毎の窓口かもとか、当日と前売りが分かれているのかもとか思って客の様子を見ていると、番号札発券機から番号札を取り出し、チャイムとともに各窓口の上に表示される番号を見てそこへ行くようだった。

自分も番号札を取ってしばらく待っていると、チャイムがなり自分の番号が、ある窓口の上に表示されたので、その窓口の人に「明日のズグディディ行きに乗りたい」ということと1人であることを伝えた。そして、思ったより簡単に列車のチケット購入完了。ファーストクラスで36ラり、日本円で1500円もしない額である。

駅からホテルまではゆっくり歩いても15分くらいの距離だった。

まだ、9時前で当然部屋は使えないだろうから、とりあえず荷物をあずかってもらおうと思ってレセプションを訪れると、何と部屋が使えるというではないか。ラッキーだ。何せほとんど寝ていないので。

一休みして、11時頃外出。

メトロでルスタヴェリまで出て、数日後泊る予定のホテルの場所をチェックしてから、どんな街なのか感覚をつかむため、少し距離はあるが旧市街方面へ歩いて移動した。



メトロのルスタヴェリ駅あたり。写真右端の方に赤いМの字が見えるが、そこが地下鉄の出入口。何の変哲もない写真だが、自分の記憶の補助のため。




ルスタヴェリ通り沿いの緑の多い歩道を自由広場方面に向かって歩く。




さらに自由広場へ向かう。モニュメントというか塔のようなものが立っているところが自由広場。



自由広場の近くで昼食をとったあと、ロープウェイで旧市街を見下ろす高台にあるナリカラ要塞へ。



ロープウェイからの眺め。




ナリカラ要塞からの眺め。




ナリカラ要塞からの眺め。画面中央やや右寄りにある巨大な教会は、ジョージア正教の総本山ツミンダ・サメバ大聖堂。




要塞近くにあるジョージアの母の像。




ナリカラ要塞から歩いて旧市街へ下って行った。とんがり屋根はベツレム教会だったか?




ベツレム教会前で眠る猫。ジョージアは犬が圧倒的に多かったが、ところどころでまとまって猫を見かけた。




教会内部。




教会前で出会ったオッドアイの猫。




ジョージアで使われる言葉(ジョージア語、グルジア語)には、独自の文字があって通りすがりの旅行者にはまったくわからない。



            

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