ムーレイ・イドリスとメクネス


<6日目>
屋上で朝食。

朝食後、朝食をサーブしてくれた女性に宿泊費などの支払い。フロントやレセプションというものがないので合理的な方法だ。出発の際はキーを部屋のカギ穴にさしていってと言われる。が、まだ出発はしない。

ところで、前の晩、モロッコ旅行はこの日で切り上げ、取り敢えずタンジェまで移動して翌日の船でスペインに戻ることにしたので、モロッコ観光はあと少しだ。



宿の屋上テラス。




テラスからの展望。遠くにヴォルビリス遺跡が見える(写真ではわからないと思いますが)。



街を一望できる展望所みたいなところがあるので、そこへ向かう。



扉が開いて(たぶん)食事が出てくるのを待つ猫。




宿からもらった地図を見ながら進んでいく。




これから朝ごはん?




展望所に続いているはずの道。



展望所(のようになっている場所)に到着。ムーレイ・イドリス廟(緑色の屋根の建物)が見える。




宿へ戻ります。




メクネスに向かう前に、メイン・スクエアで1枚。人々が出入りしている所の奥にムーレイ・イドリス廟がある。



10時ころグランタクシーでメクネスへ向かい、グランタクシーを降りた場所からメディナへ向かう。大きな荷物は30ℓのバック・パックなので、1~2時間散歩する分にはそれほど大きな負担ではない。



マンスール門。この門の向こう側が王都エリアだが、今回はそちらへは行かず、メディナを適当に歩こうと思う。




マンスール門の前にあるエディム広場。




メディナを歩いていると2匹の子猫に出会った。ここもけっこう猫がいそうだ。ということで、メクネスのメディナでの目的の一つを猫写真を撮ることに設定。




すぐ上の写真と同じ猫。この猫の写真を撮っていると、すぐそばのアンティーク・ショップの親父に声をかけられた。買い物をする気はまったくないが、時間つぶしに良さそうということで、店内に入る。買う気はないが「ファーティマの手」の装飾品に興味があったので、「ファーティマの手」と口走ってしまったのがよくなかった。次から次へと銀細工などを出してくる。でも、欲しいという素振りを全然見せなかったので、向こうも察してくれて開放してくれた。







例によって迷路。




適当に歩いているとメディナの北の入口ベルダン門に出た(正確にいうと、ベルダン門の近くで、地元のおばちゃんに「あっちだよ」と指をさされたのでその方向に進んでいくとベルダン門だった(おばちゃんには出口がわからなくなった旅人に見えたのかも)(。ちょっとわかりにくいけれど、門の向こう側には見下ろす形で平原が広がっている(メディナは丘の上にある)。




ベルダン門の外側。




ベルダン門をくぐったところからメディナ方向を望む。




なんか変なところにも猫が。




近づいてみるとこんな感じ。このくぼみは何のためのものだろうか?




メディナ内のちょっとした広場とそこに立っている木。




14時25分の列車でタンジェへ向かった。



19時25分ころ、タンジェ・ヴィルに到着。巨大な駅が建設中だった。まだ、タクシー乗り場などは使えるようにはなっておらず、ホームから出るとタクシーの客引きが。

明朝のフェリー乗船の便を考えて、昨晩、ネットで港近くにあるメディナのホテルを予約してある。

駅からメディナまでは以前歩いたことがあり、30分くらいで着いたような記憶が。。。2キロらいか?
ということで歩き出したが、30分歩いても、メディナまではけっこうありそうな感じ。記憶違いだった。ホテルに入ってから、改めて『歩き方』を見ると3キロとある。

けっこうな速足だったが、40分余りかかってホテルに到着。

チェックイン後、すぐに食事に出たが、モロッコ最後の食事もタジンにした。

レストランでは、客のおこぼれ狙いの猫が2匹。1匹はかなり積極的で、料理が運ばれてくると、前足の一方を僕の座っている椅子の上に載せてくる(写真は撮ってないです)。

人間の食べるものを食べて大丈夫なのか?と思うので、噛み切れない筋の部分をしゃぶって味がなくなった状態であげたが、2匹とも喜んで食べていた。


食事後、旅行代理店で翌日のタンジェ-タリファ(スペイン)間のフェリーチケットを購入。手持ちのディルハムが若干足りなかったのだが、ユーロを混ぜての支払いでOKだった。