リスボン・コインブラ
 

  <5日目>。
8時半のバスでリスボンへ向かう(実際に出発したのは8時38分)。

定刻から5分遅れの12時20分にリスボンのセッテ・リオス・バスターミナルに到着。

バスターミナルで昼食を済ませてから、地下鉄でリスボン中心部へ出て、取り敢えずホテルにチェックイン。(この日の予定は日本をたつ段階では決めていなかったので、ホテルはポルトガルに来て予定を決めた段階で確保)

さて、リスボンではどこへ行くか。まったくノープランである。ただ、何となく大西洋を眺めたいと思った。ならば、ロカ岬まで足を伸ばすか。でも、ロカ岬は2回行っている。

色々考えた結果、カスカイスまで行って、「地獄の口」と呼ばれる大西洋の波が穿った洞穴を見に行くことにした。

カイス・ド・ソドレ駅から電車に乗ること35分、カスカイス到着。土曜日だけあってリスボンからの行楽客で電車は混雑しており、カスカイスの通りも人だらけ。

強い日差しを浴びながら歩くこと30分以上。めざす地獄の口に到着。なんてことはない景色なのだけれど、大西洋なのだと思うと、少し有難く思えてくる。不思議なものだ。



「地獄の口」あたりの断崖。一応、大西洋を眺めるのが主目的であり、また「口」はたいしたことないので、写真なしです。



大西洋とカモメ。


地獄の口の入口でアイスを食べた。1スクープ(1.8ユーロ)お願いしたのだが、店のおばさん大サービス。3スクープくらいして、コーンの上に1スクープの形に整えてくれた。正直、「地獄の口」は炎天下歩いたのに見合うほどの感動はなかったが、このおばさんのおかげでとてもよい訪問となった。



リスボン中心部に戻ってきました。午後は8時半だったと思いますが、まだまだ明るいです。写真は確かカルモ教会のあたりから撮ったもの。



 <6日目>
この日の予定はなかなか決められないでいたが、リスボンはやや見飽きた感があるので、13世紀末に創設された大学で有名なコインブラへ行くことに。

上で書いた通り、前日のホテルは旅行中に予約。そして、この日のホテルは日本をたつ前にかつキャンセル不可の条件(ということは安い)で予約。なので、まずはホテルを移らなければならない。前もってすべての旅程を決めて、ホテルもすべて予約しておけばこういうことにはならないのだが、今回は、現地での行動を柔軟性のあるものにしておきたかった。

現地で予定が決まった段階で、リスボンのホテルを連泊で予約するということもできなくはなく、個人的にはその方(旅程が流動的な方)が好みなのだけれど、6月のリスボンは観光シーズンで、よい部屋、お得な部屋の確保は難しいという問題があった。

さて、ホテルを移ったあと、アポローニャ駅へ行った。突然コインブラ行きを決定したので、列車の時刻などは調べていない。

10時前に駅に到着したが、次のコインブラ方面行きの列車は11時半発だ。行くかどうか迷いつつ、結局はチケットを購入し、駅の周辺をブラついて時間をつぶすことにした。



アポローニャ駅から坂道をのぼってしばらく歩くと路面電車の線路がある道路に出た。以前にも来たことがある場所だ。そして、路面電車がやってくると、やはり自然とカメラを向かてしまった。やはり、坂道を走る路面電車は被写体として魅力的だ。



こんな感じの坂道だらけ。


11時半発の列車は11時36分、コインブラB駅に到着。何も調べていなかったので、少し慌てたが、このB駅でコインブラ行きに乗り換える必要があった。

コインブラ駅行きは14時5分発。かなり接続が悪い。コインブラBからコインブラまではわずか5分で、たぶん歩けない距離ではないのでは?

コインブラ到着後、さっそく丘の上にあるコインブラ大学をめざした坂道をのぼった。



「鉄の門」と呼ばれる、旧コインブラ大学の入口。



時計塔とラテン回廊。



「帽子の間」学位授与などの儀式の際に使われていた。



これも大学内部。



正面、奥に見えるのが「鉄の門」



一番左端の建物が有名なジョアニア図書館。この内部が素晴らしいのだが、残念ながら撮影禁止。ちなみに、図書館はチケット購入の際に指定された時間に、20~30人くらいずつしか入場できない。



コインブラ旧市街の路地。



コインブラ旧市街の路地。


さて、コインブラにはまだまだ見どころあるようだが、今回はこれでおしまい。他の見どころは再訪のモチベーションを維持するため残しておく。

16時すぎコインブラ駅に戻り、リスボンへのチケットを購入しようとしたら、けっこう混んでいるようで、一番早い空席が18時45分発の一等車。別に遅い列車でもよいし、1等も33ユーロと比較的リーズナブルな料金なのだけれど、もう完全に「リスボンに戻る」モードに入ってしまったし。やはり安いに越したことはない。ということで、バスに空きがないか確かめるため、バスターミナルへ行った。

リスボン行きのバスはけっこう多く、17時発の便が買えた(14.5ユーロ)。

バスは途中まで順調に走ったが、リスボンエリアに入ると高速が渋滞、セッテ・リオス・ターミナルに着いたのは19時半だった。


今回のポルトガル旅行最後の夜ということで、夕食後、リスボン市内を少しだけ歩いた。


カテドラル。夕日に照らされ、雲がピンクっぽい色に。





サンタ・じゅすたのエレベーター(有料)。上が展望台になっていて、リスボン市街が見渡せる。



ロシオ駅。来るたびに撮っているような気がする。


   終わり。


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