スィデへ


早朝、ホテルのテラスで気球を眺めた。
やはり、風をつかめない気球があり、同じところで上昇したり下降したりしているものも。
結局その気球は通常のルートを飛ぶのをあきらめて、出発地点のすぐ近くでランディングした。
こういう場合料金はどうなるのだろう。自分の乗った気球があんなことにならなくて本当によかった。



ホテルから眺めた気球。載って撮った写真と区別しにくいですが。


さて、スィデ(発音はどちらかというとシデに近いか?)へ向かって出発である。
10時半発のバスは若干遅れてやってきた。カイセリが始発のバスだろうか。

途中何度か休憩をとながら、18時近くにスィデへの分岐点の道標を通過(バスの終点はアンタルヤ)。
オイオイ、「スィデで降りると」言っただろう。
スィデは幹線の道路から外れた場所にあるので、スィデのバスターミナルまで行ってくれるとは思っていなかったが、ミスで通過?
ただ、分岐点はいくつかあるはずだから、よりスィデに近い分岐点まで運んでくれるのかと思って目を凝らして道標をみていたが、どうもそうではないらしく、バスの車掌というか客室乗務員というか、が完全に失念したようだ。

あわてて、乗務員に声をかけると、すまなかったという素振りは一つも見せず、もう少し待てというジェスチャー。そして、ミニバス乗り場のあるところで降ろされた。

ミニバスはほどなくやってきたが、フロントガラスのところにある行き先表示には「SIDE」の文字がなく、高級ホテルエリア行きの車らしい。運転手に「スィデ?」と尋ねると、予想通り「違う」という。幸い、この運転手、英語がしゃべれて、スィデへの乗り換えポイントで降ろしてくれた(ここば欧米人に人気のリゾート地で、そのため運転手は英語ができるようだというか、乗客とのやり取りを聞いているとドイツ語もできるよう-トルコはドイツとの関係が深いので、ドイツ人観光客の数はとても多い)。

スィデに着いたのは18時半。考えていたより1時間半くらいは遅くなってしまった。
バスターミナル(というほどのものではない)近くで、適当にホテルを見つけて、荷物を置いて、すぐに神殿方面へ向かって歩き出した。



またまた、猫。



アポロン神殿に沈む夕日に間に合った。



アポロン神殿のブルーモーメント。



とても観光地、観光地したスィデの街。向こうに赤く染まる海岸方面が見られる。



back 海外旅行記index next 

home