モロッコ宿泊、トレンドはリヤドなのだ


カサ・ポール駅到着後、ホテルを探す前にCTM(国営バス)のターミナルに寄って、翌朝8時半発のマラケシュ行きのバスのチケットを購入。民営バスのターミナルは市街地から離れているが、CTMは中心部にあり便利である。

翌朝、バスは、トランクのドアが壊れ、その修理のため1時間遅れの9時半に出発。しかし、1時間遅れても出発できたことでよしとすべきか。モロッコの公共交通機関の運行状況は比較的安定しているのだが、ここは日本ではない。

マラケシュには12時40分頃到着。しかし、中心部に近いとは思えない所にCTMのターミナルが移動していた(それとも記憶違い?)。タクシーでメインバスターミナルに移動して、そこから予約しておいたリヤドへ行くことに。

予約はネットで行い、その際、リヤドが比較的詳細な地図を送ってくれたので、それを頼りに行こうというわけである。バスターミナルからすぐのところにある旧市街への門をくぐると、5~6分もあるけば着けそうな場所だ。が、一番簡単そうなルートは選択せず、ちょっと遠回りにはなるが、比較的賑やかな通りを経由して行こうと歩きだした。

そこに「どこへ行くのだ?」としつこく聞いてくるおっさん登場。マラケシュはかつての悪名高い自称ガイドは見られなくなったので、ちょっとだけ道を尋ねるならばと思って、そのおっさんに地図を見せたのがいけなかった。なかなか返してくれない。それどころか、地図を持ってどんどん歩きだしてしまった。もうだめである。このおっさんに完全に主導権を握られてしまった。仕方がないので、おっさんの案内に従うことにしたが、このおっさんどうやら場所がよくわからないようだ。どんどん迷路に迷い込んでいく(おっさん的には迷ってはいないようだが)。ここでこのおっさんから地図を奪い返しても、もとの道に戻るのがたいへんそう。ますます、このおっさんに身をゆだねるしかなくなった。

なんとかリヤドに到着。すると予想通り、チップを要求してきた。10DH(ディラハム)のコインを渡そうとしたら「子供の小遣いじゃない」と怒り出した。フナ広場のオレンジジュースが3DHだから、そんなに馬鹿にした金額でもないとは思うが、お茶でもご馳走しろといってきたところをみると、外国人向けのカフェのお茶(ミントティー)が25DHくらいだったので、それくらいは欲しかったよう。

しかし、10ならいらないといういうなら、こっちも頼んだわけではないので、出した10DHをひっこめて、「サンキュー、グッドバイ」と言ってリヤドの中に入った。う~む、やはりモロッコの街歩きでは油断禁物なのである。



宿泊したリヤドの前の路地。



僕の部屋の扉。



細長い部屋と細長いベッド。



部屋から見た中庭。





ドアの向こうはシャワー・洗面所・トイレ。





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